昨日、小中合同避難訓練を実施しました。
昼休みに地震が起きたという想定の下、
小中学校がそれぞれの避難場所へ移動し、
最後に小学校グランドでバスの号車ごと、地域ごとに集合します。
そして、保護者の方にお迎えを依頼し、迎えに来ていただく、
という設定でした。
避難後、私から次のような話をしました。
「10年前、東北大震災という大きな災害が起き、
多くの方が津波でなくなりました。
一方、中学生が小学生の手を引き、
地域の方に避難を呼びかけながら、全校児童生徒が助かったという
事実もあります。釜石の奇跡と呼ばれています。
しかし、奇跡は偶然起きたわけではありません。
このような小中合同の避難訓練を年に1度実施していたのです。
災害はないことに越したことはありません。
しかし、いざというときにはこのような訓練が命を守ります。
命に関わることは100点でなければならないのです」
子どもたちは、しんとして話を聞いていました。
これから梅雨の時期です。
どのような災害が、どこで起こるかわからない時代です。
お家でも防災について話題にしていただけたらと思います。