田子倉ダム-川入(山都町)

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今年の盆休み中は前半天候が安定せず、それにかまけてツーリングには行かずじまいに終わってしまったため不完全燃焼状態。盆休み明けの日曜日、朝3時半に目が覚めたのででどこへ行くともなくとりあえず隼号をたたき起こして走り出した。
 まだ薄暗い街を抜け、ちょっと冷たい風に吹かれながら守門村に差し掛かるとようやく明るくなってきた。R252を入広瀬村(六十里越)に向けて走り出したところで休憩し、5時半ころまた出発。6時頃に田子倉ダムに到着した。
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この辺一帯はさすがに標高があるため、朝の6時はちょっと寒かった。ダム湖面に立ち上るもやをみながら一服し、あとはR49で平凡に帰ろうかな・・・と考えながらダムを下った。R252は只見川に沿ってR49まで続く道路で、早朝ということもありなかなか快適なワインディングを楽しめた。川面も穏やかで眺めもいいけどとりあえず走ることに専念しないとイケマセン。
R49に出ると時計は7時半だった。このまま帰っても早すぎるので、寄り道してみることにした。ちょうどR49に出てちょっと走ったところで「山都 9km」の文字。なんとなく空気が良さそうなので行ってみることに・・・。まずは標識どおりに行くと山都駅に着いた。山都駅で案内標識を見てみると川入という集落が一番山奥のようだった。まだ時間もあることだし、いってみよ~!とまた走り出す。田圃の中の心地よいワインディングを楽しむうちにだんだん道が細くなり、ワインディングどころではないそれこそ徐行・・・になってしまった。ところどころ舗装も穴があいていたり、落石してたりで「おいおい、これは乗ってくるバイクを間違えたんじゃなかろうか?」と思った。
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そんな道を30分ほど走ると、川入という集落にたどり着いた。山からの風が涼しく、川の水は澄んで冷たく、空も透き通って見える昼寝にうってつけのところ。
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飯豊連峰のふもとにあるので登山客相手の民宿がいくつかあったので、そこで風呂でも入って川の水でそうめんでも冷やして食べたらさぞうまかろう・・・と思いながら気の向くままにカメラでいろいろ撮影した。帰りは来た道を戻ってR49で帰るのが無難なのだが、いかんせんR49は道路の大半が玉石の入ったコンクリートのため乗り心地最悪なのである。途中でR459のほうへ入っていい加減まで「裏道」で帰ることにした。
 が、しばらく(20kmくらいかな)走るとガソリンが減っていることに気が付いた。「まあ、まだ3分の1だし、大ジョブ!」と思っているうちにさらに10km走ると5分の1くらになっていた。隼に限らずクルマもそうだが減り始めると早く減る燃料計は焦る。R252でけっこう元気に走ったため、「あ~もうちょいおとなしく走れば良かったかな・・・」とだんだん心配になり、自然とペースDOWN。しまいには60kmで安全運転になってしまった。途中小さな村もいくつかあったがガソリンスタンドは見つからない。(ここの人々はどこで給油してんの?)
 夏の空とは裏腹に心細い気分のまましばらく走ると西会津町に出た。と、そこに出光のスタンド発見!こういうのを「ワラにもすがる思い」というんだろ~か?などと考えながら一目散に入ったが、1分経っても店員が出てこない、というより店員のいる建物がナイ!なんだこりゃ?休み?廃業?と思ったら道をはさんだ向かい側の小さな雑貨屋がやってるスタンドらしく、店の入り口に案内と呼び鈴があった。雑貨屋の娘とおぼしき人物にハイオクを満タンにしてもらって何とか生き返り、水を得たサカナの如く法廷速度+αで無事家に着いたが、つくづくガス欠の恐怖を体感できたツーリングだった。

カテゴリー: お出かけ パーマリンク

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