2007年04月21日

平成19年度 第61回入学式

Pocket

・あいにくの雨模様の中、4月9日(月)に入学式が行われました。緊張の中、体育館に吹奏楽のファンファーレが鳴り響き、入場行進が始まりました。入学者認定では、担任の呼名に大きな声で「はい」と返事をしていました。新入生294名と在校生512名、計806名のスタートです。式後、真和会執行部による新入生歓迎会が行われました。その後、新入生の保護者を対象にPTA入会式がありました。
[学校長式辞]を紹介します
 ただいま呼名を終えた新1年生294名の皆さん、入学おめでとう。吉田中学校を代表して心から歓迎します。
 また、行田PTA会長様・赤川議会副議長様・渡辺同窓会長様をはじめ、ご来賓ならびに保護者の皆様方には、ご多用のなかご臨席を賜り、心より感謝申し上げます。
 さて、新入生の皆さん。皆さんの入学に際して、これから3つのことを話します。
 第1番目は、吉田中学校が目標にしていることです。吉田中学校では、学校が一番大切にしている教育目標を『学ぶ吉中・鍛える吉中・心の吉中』という言葉で表しています。
 平成19年度は、これまでに取り組んできた活動を大切にしながら更に発展するために、次のような学校生活が実現できることを目指しています。
 1.元気なあいさつと落ち着いた雰囲気で始まる吉田中の一日
 2.行き届いた清掃活動で整理整頓された吉田中の施設と設備
 3.新鮮な発見や奥深い学習の中身が、一人一人の生徒に実感できる吉田中の授業
 4.親身になって相談にのってくれる先生や仲間がいる吉田中の生活
 5.仲間とともに汗を流し、互いに励まし合いながら目標の実現を目指す吉田中の  放課後活動
です。
 そのために、吉田中学校では、生徒一人一人が『ひと・もの・ことに丁寧に接することができる生徒』に成長してほしいと考え、今年度は特に「仲間を大切にし、真剣に学び合う生徒」を目指して、学校全体で取り組むことにしました。
 また、毎日の授業や活動を進めるうえで、私たち職員と全校生徒が一緒になって続けてきた活動に、『学習の原則』と呼ばれる活動目標があります。
 今年度は、これまでの「三つの原則」から進化させ、「四つの原則」として組み立てました。
 この会場にも掲示されていますが、どんな原則なのかは、式の後で教室に入ったら確認してください。とても具体的で分かりやすい原則ですし、誰もができる原則ですが、長く続けていくためには一人一人の努力が必要なものばかりです。
 学級の先生や、明日の全校オリエンテーションでも説明があるはずです。
 話をされる先生の目をしっかりと見て、耳をすまして聞き取り、自分の心に刻み込んでください。
 2番目の話は、小学校と中学校の生活の違いに戸惑うことがあるかもしれないということです。
 中学校では、授業ごとに先生が変わったり、特別教室を使った授業が多くなったり、他の学級と入り混じった小さな集団で授業をするなど、小学校では経験しなかったことがたくさんあります。
 また、小学校時代の何倍もの数の生徒と一緒になって、勉強や部活動や仕事をすることになります。
 私たち大人も同じですが、初めて経験する生活の中では、どうしていいか分からなくなって気持ちがしぼんでしまうことがあります。
 また、心配事があるのに、周りの人たちや家族にも相談しにくいこともあるかもしれません。そんなときは、校舎1階の理科室の隣にある『心の教室』のドアをノックしてください。
 他の人には知られたくないことでも、「誰にも言わないよ」という約束を守ってくれる誰かに聞いてもらうことで心が軽くなり、しぼみかけた元気がもう一度膨らんでくることは珍しくありません。
 場合によっては、予約が必要となることもありますが、落ち着いた雰囲気の中で、周りからの目を気にすることなく相談室の先生と<1対1>でお話をしたり、電話でお話をすることもできます。
 3番目は、吉田中学校が満60歳になったことです。みなさんは、新燕市にとって最初の小学校卒業生でした。
 そんな皆さんを迎えた吉田中学校は、燕市としての歴史は1年間ですが、吉田町時代から数えると満60年目を迎え、18870人の卒業生を送り出してきた中学校です。
 12月2日に「お祝いの会」を開きたいと願い、PTAや同窓会の皆様方からも全面的なご協力いただきながら、計画を練り準備を進めています。
 そんな輝かしい活躍の歴史を誇る吉田中学校の、第61代目の在校生となる294名の皆さん。私たち職員や上級生と一緒に、自分の「心」と「体」と「知識」を磨き、「子ども」から「おとな」へと成長する大切な節目と重なる中学校3年間を有効に使いながら、『仲間を大切にし、共に学び合う心豊かな若者』として成長してください。
 以上が、皆さんに伝えたかった3つのお話です。
 最後になりましたが、ご臨席を賜りました来賓ならびに保護者の皆様方。皆様の愛情と見守りにより、このようなすばらしい生徒たちを育て、吉田中学校に託していただきましたことに、心より感謝申し上げます。
 これからも、「学校での学び」・「家庭の団らん」「地域からの見守り」という3本の柱が力強き結びつき、294名の新1年生が、未来を託す心身共に調和の取れた人
材として成長できますよう、変わらぬ協力をお願い申し上げ、式辞といたします
[新入生歓迎会]
・真和会執行部による「吉中の1日」の劇と吉中生としての正しい服装の紹介が行われました。最後に、1年生の各クラスに花がプレゼントされました。