吸気制限パーツ

Pocket

Ape100ファイルを読み終えた。
買ってからだいぶ経つが、何かとゆっくり読む時間がなくて今日に至ってしまった。
開発陣へのインタビューはなかなか興味深い内容で、けっこう面白かった。
Ape50は比較的スムーズに開発が進んだが、100は難航したことがこれを読んで初めて分かった。
単純にApe50のボア&ストロークUP、そしてギヤ比変更にタンデム装置がついているだけかと思っていたが全然そうではなかった。
 ・フレームが2重鋼管を使って作られており、同じ外寸ながら強度が稼げていること
 ・排ガス規制が50よりも厳しく、コストと排ガスのクリーン度をあわせることにとても苦労したこと
他にも細かい点はいろいろあるみたいだが、特に上記2点がくまぞうとしては評価できる点だ。
購入時に50か100か?で悩んだ際に、なんで50000円も違うんだ?という疑問(文句)があったが、こういう苦労があったからなんだな、と購入して半年経った今、やっと納得した。
排ガス規制については非常に苦労したらしく、吸気、燃焼、排気などトータルで試行錯誤しながらバランスをとっていったとのこと。
キャブレターとインテークマニホールドの間に装着されている「吸気制限パーツ」。これはキャブレターとマニホールドの間に設置され、途中で吸気経路断面積を絞るようにしてあり、吸気時の反射波を利用して効率よくどうのこうの・・・なんだそうだ。
Ape100でまず手始めにやるお手軽チューンとしては、このパーツを取り外すなり社外品に交換してやるのがメジャーなようだが、Apeファイルの話を読むと、苦労したこの部品を安易に外すのは申し訳ないような気がしてくる。
たかが99ccの小さいエンジンで排ガスクリーンなんて関係ないように思うが・・・どんな小さな乗り物でも環境のことを考えないとダメな時代になっているということか?
そう思いながらも、16年以上前のディーゼルエンジン搭載のランクル70に乗るくまぞうとしては、複雑なもんがある。

カテゴリー: Ape100 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です