絶妙のバランスでセッティングされているApeは、走りと燃費をかなりうまく両立させているように思う。
実用車として乗るなら、申し分のない出来だ。
しかし、この手のバイクに乗ったならば、一度はやってみたい・・・「もうちょいスピード出ないかな?」という欲望が出てきてしまう。
K&Nのフィルターをつけたことで若干なりとも吸入空気量は増えているハズで、それに見合うガソリンを供給してやらないとかえってエンジンに悪いような感じもする。
しかし、ガソリン増やす=メインジェットなど交換してやったところで、肝心な「抜き」をしっかりしなくてはダメっぽい。
やっぱりとりあえずは定番メニューのマフラー交換だな、と思うわけだ。
さて、マフラー交換にあたって選定の指針というかポリシーを・・・
・いい歳こいて爆音は恥ずかしいのであんまりうるさくないもの
・Apeはタンデム可能なので、タンデムOKのもの
・せっかく換えるんだからなるべく軽いもの
・オイル交換時にもマフラーをつけたままでドレンボルトを外せるもの
・当然のことながらノーマルよりも抜けがいいというか、ちゃんと性能が伴っているもの
・そこそこ名前の通っているもの
と、まあこんなところか。
で、Apeファイルなどを見ながらピックアップしたのは、
・ヨシムラ
・モリワキ
・OVER
・Sanm
・SP武川
というあたり。このうちヨシムラは、隼でいつか付けたいマフラーということでその欲求から。
モリワキはApeファイルでいいことが書いてあったことと、自分の中でHONDA=モリワキというのがなんとなくあるため。
OVERはステンレスエキパイ+チタンサイレンサーで30000円という価格が魅力。
Sanmはあんまり聞いたことないけどオールチタンで38000円(だったかな)がお得な感じで・・・
武川は、モンキーなどミニバイクのパーツではかなり充実しているの、マフラーもどうかな?という点からピックアップ。
上記5社の製品の中で、本当はヨシムラが一番よさそうなんだけど、いかんせん5万弱という価格はちょっと・・・Sanmも見た目いいけど性能曲線があやしい感じでボツ。よさそうに思うモリワキ、武川もタンデムステップ不可のためボツ。で、店で1時間ほど悩んだ結果、結局価格の魅力に勝てずにOVERのステン-チタンにした。

写真で見る限り、ヨシムラあたりよりもサイレンサーが浮いて見えるデザインのようだけど、これは写真を撮る角度からなのか、実際そうなのか、ちょっと分からない。カッコ良く付くことを祈りつつ、入荷を待つことにしよう。
OVERのマフラーで抜けを良くし、K&Nと吸気制限パーツ加工で吸入量が増やしてやるわけなので、たぶんやっぱりガソリンは不足気味になるんじゃないか?ということで、Ape100のノーマルキャブ対応のオーバーサイズメインジェットセットも一緒に注文。
あぁ・・・開発陣が苦労して出した絶妙バランスが崩れていくなぁ。