使っていた鉋を使い鰹節削り器を作ってくれと問い合わせを最近よくいただきますが数点問題点を申しあげます。
以下二枚刃の場合刃と刃の間に削り節が残りそこに鰹節虫が発生する原因になりかねません。その問題は裏刃を外す事で解決できます。
次の問題は包み口で出来ている鉋です。
包みの中に鰹節が残りそこに鰹節虫が発生する原因になりかねません。この場合台を入れ直す以外方法は有りません。(下画像、包み口の鉋)
残りの問題点は油台かどうかです。
油台は木を削った時滑り安さと木の繊維に油が染み込み台の狂いを狂い難くする為にするのです。昔は菜種油を使ったのですが最近はスピンドル油を使うので食品には向きません。
鰹節削り器の鉋は次の画像を観て頂くと解るのですが刃から上部分を広くしてあります。これは木を削る場合安定感にかけるかな?と思われますが鰹節を削る場合削り易いです。
以上の問題点を考慮下さればお使いの鉋を鰹節削り器にさせて頂きます。