» 2013 » 2月 » 11のブログ記事

 物を作る者の責任は?、販売する者の責任と関連するのではないでしょうか。
 例を挙げますと、弊社製造の18-8ステンレスの急須、弊社問屋への出し根は900円です。末端価額は3、500円になります。
 この製品を作るには数人の職人の手を渡り出来るのですが900円で仕入れた問屋さん、販売店は知るよしもありません。
 数年使用して、溶接部分が取れたとクレームを言ってきます。
 (取れない溶接など現代にありえません、そんな物が有れば勲章物です)
 勿論、修正、復元は可能です。
 数人の職人の手に渡れば復元します。
 ですが、その場合900円で復元出来るでしょうか?
 数人の職人の所へ持ち歩く、それだけで多くの経費がかかります。
 900円で収めた製品が万円近くの物になるのです。
 この負担は誰がするべきなのでしょうかね。

 生産者でしょうか、販売者でしょうか、末端消費者でしょうか。
 修理品は捨てて新しい物をお上げしたほうが安いので。。。


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