鯛茶漬け
鮮度の良い鯛を入手したならば作ってみましょう。
鮮度が悪い物ですと生臭い味が舌にきて、美味しさよりは、生臭さだけが残ります。
鯛は平ったく薄く切り、濃口と薄口の醤油を半々混ぜ、味醂を少し落とします。
その汁に切った鯛を十分間ほど漬け、別に海苔を細切、山葵に粗摺り胡麻と食塩を用意します。
温かいご飯を茶碗に盛り、鯛の身を乗せ、胡麻をかけ、食塩を少々かけ、熱々のお茶をかけます。
茶は上等な煎茶を使います。
しばらく茶碗は蓋をして、召し上がる時に、山葵と海苔を好みの量をまぶします。
漬け汁と出汁を流し入れ、頂くのを強調された料理書をよく見かけますが、お茶漬けにはお茶漬けの淡い味を味わうと言う目的なら、食塩少々と煎茶の味が調和した茶漬けも良いではないでしょうか。
又、決して出汁茶漬けを否定した物では有りません、出汁茶漬けは出汁茶漬けの美味しさが有ります。