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 信濃川の大河津分水路が出来る以前、寺泊では鰯が大漁に揚がったと聞きました。
 大河津分水路が完成してからは新信濃川と言われた分水路から流れる土砂などで不漁が続き当時の面影すら無い浜に成った。
 そんな寺泊の漁師のカミサン連中の保存食でも有った【鰯の塩漬け】を20年ほど作っては居ませんが、思い出して書いてみました。
 勿論、当時は冷蔵庫など無い時代の物ですからその辺りをご考慮下さい。

【鰯の塩漬け】
料理:坂西美津雄
材料:活きの良い鰯(漬けたい分量)塩(応分量)

鰯は頭だけ落とし、腸などはその侭にべた塩をして重石をして漬ける。
3日程すると漬け汁があがってきます。
汁があがってきましたら本漬け、全ての汁はすて、新たに塩に漬け直します。
重しは必要有りませんが、漬け樽には蓋をして、涼しい冷暗所に保管下さい。
お盆が過ぎた頃には美味しい【鰯の塩漬け】が頂けます。

又、その鰯をオリーブオイルに浸ける事でアンチョビ風に頂く事も可能。
煮汁をキムチ漬けに使う朝鮮料理屋もあります。

注:鰯は必ず活きが良くヌタでも喰える物を使う。見て判断出来ない方は魚屋さんにヌタで食えるかと尋ねて求めるのも良いかと。

下記ウィキペディア大河津分水路
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E6%B4%A5%E5%88%86%E6%B0%B4


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