鬼平犯科帳5【乞食坊主】
鬼より怖く、仏のごとく優しい、火付盗賊改方長官、長谷川平蔵宣以。
この鬼平犯科帳【乞食坊主】では、平蔵の同門だった剣士で弟分の井関録之助が現れる。
録之助は、盗賊の密談を聞いたため命を狙われていた。
そしてこの事件をきっかけに、録之助も密偵に加わることに…。
乞食坊主に扮した録之助が、托鉢帰りに立ち寄った茶店で食べたのが【菜飯】である。
翌々日の昼前から、乞食坊主は、白金通りの両側を托鉢して歩いた。
この道はまっすぐに目黒不動へ通じ、江戸からの参詣道となっているだけに、町家もあるし、茶店も多い。
托鉢のついでに、坊主は目黒不動へ行き、菜飯と田楽で腹をみたしてから、あの小屋への帰途についた。
【菜飯】
料理:野崎洋光
材料:二人分
大根の葉(適量)米(2合)薄口醤油(30㏄)酒(30㏄)塩
米は研がずに優しく洗い、水を切り15分ほど置く。
よく洗った大根の葉を細かくきざみ、塩揉みして15分ほどおく。
15分経過したら余分な塩を洗い流し、水に晒す。
その後しっかりと水気を切る。
水気を切った米を土鍋に入れ、水300㏄、薄口醤油30㏄、酒30㏄を加えて炊く。
ご飯が炊きあがる間際に大根の葉を入れて10分ほど蒸らす。
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