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 弊社削り器与板打刃物こもり作鉋刃青紙1号を直ぐ使いの状態で鰹節を削ると以下の状態に削れます。

 その鉋刃を越後三郎二代目西村祐一氏から完全直ぐ使いに仕上げて貰い檜を削った物が以下画像です。

 その鉋で鰹節を削った物が以下です。

 当日以上のように削れた鰹節も一晩経つと鰹節の削り面が狂います。(以下画像本枯れ節)

 一晩経ってから削った物が以下画像です。

 長く削るには削り面を出してやる必要があります。
 以下削り面を出して削りました。


 完成しました。
 特別ご注文有り難うございました。
 箱は桐に柿渋を塗りました。

 白樫に黒檀張りの鉋台です。

 
 越後三郎二代目西村祐一氏が台打ち本研ぎをした証の”三郎作”の刻印です。

 刃は与板打刃物小森さんの地金極軟鋼、鋼は安来鋼青紙1号を使った60mm(寸四)です。

 予定より一日早く完成しました。
 本日発送させて頂きます。
 有り難うございました。


 shayoの箸作りの治具を以下のように改良しました。

 改良点は画像の中の小さいコマを作り両側から削る事が出来る事です。
 その為鉋の裏刃を調整出来なくても逆目を反対方向から純目に削る事ができます。

 shayoの箸材は約11mm角×235mmと大人サイズで作ってあります。
 何故11mmと・太いのではとお思いの方が居られると思いますが、これは日本古来の道具鉋で削る楽しみを是非味わって頂きたいと言う思いからです。

 治具は1番と2番が有ります。材料の四角を上から時計周りの1~4として治具1番で1~2を治具2番で3~4を削ります。

 溝の太い方が治具1番です。

 時計周りで1~2を削りました。

 この小さいコマを下の画像のように使い材料の逆目を反対方向から純目に削ります。

 純目に以下のように削る。(裏刃の調整が出来る方には必要有りません)

 1番で1~2を削った状態。

 溝の細いほうの治具2番です。

 治具2番で3~4を削ります。

 3~4を削った状態です。
 
 好みの形に面を削ります。
 
 箸先も好みの状態まで削ります。

 以下大よそ出来上がりました。

 あとは好みでノミやサンドペーパーでお好きなように形を整えて下さい。

 shayo箸作り道具販売コーナーは以下です。
http://www.shayo.co.jp/~kajiya/hasi.htm


 2004年の新潟中越地震時に伐採した新潟産の欅(けやき)の木を使い鰹節削り器の箱を造りました。
 欅は長岡市の市の木に指定された物で長岡市の山悠久山からとり悠久と名つけました。
 伐採時から7年経っていますが天然木の為、お客様の環境(乾燥、湿度)などで箱に狂いが生じる場合が御座います。
 これは数百万円する唐木の座卓、茶箪笥なども例外では無く天然木の特質です。その場合しめ直して修繕しますが当削り器もある程度のしめ直しは出来ます。
 仕上げには胡桃油で拭いただけですのでお客様の所でも胡桃油で拭く事で末永くご愛顧頂ける愛着の沸く1品と思います。
 材料には限りの有る製品ですが 是非お買い上げの程宜しくお願い申しあげます。
 販売コーナーは以下です。
http://www.shayo.co.jp/katu/yuukyu.htm
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 あえてやってみよう!とっておきの贅沢!
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 最高級の贅沢シリーズ第3弾!ねこまんま
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 翠玉の鰹節削り器”越後の職人シリーズが使用されました。
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 鉋刃は与板の鉋鍛治中野武夫氏の地金にナマジ本刃白紙1号鉋寸8(70mm)台打ちは勿論越後三郎二代目西村祐一氏。刃の状態は西村さんによる金盤裏押し、最高級の天然砥石で研ぎ合わせた完全直ぐ使い。箱の材質にはタモ材を使い、伝統工芸指定三条燕仏壇の塗師による拭き漆仕上げ。
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 越後の職人シリーズ販売コーナーへ
http://www.shayo.co.jp/katu/syokunin.htm


 原材料高騰の折、思い切って板厚2mmの手作り本職用卵焼き器を作りました。お使い頂いたお客様から板厚が厚いだけでこんなにふっくらとした卵焼きが出来るなんて。と、嬉しい感想を頂きます。
 販売ページは以下です。
http://srv.shayo.co.jp/malboxs/tea/omelet.2mm.htm
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 折角の鰹節削り器も刃の調整が完全でないと持ち前の良さを発揮できません。
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 刃の出具合を決めてから大事な事が微調整です。
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 微調整には鉋刃の横を叩いて調整します。
 調整の仕方をHPにUP致しました。
http://www.shayo.co.jp/katu/tyousei.htm


 高さ135巾128奥行き328mm、箱はタモ材を使い家具職人による作りで拭き漆仕上げは伝統工芸三条仏壇の塗師による仕上げ。鉋刃は与板の鉋鍛治による新生地青紙2号、寸法は寸4(60mm)です。台打ちは勿論越後三郎二代目西村祐一作です。
 この仕上がりでなんとお値段は2万8千円(税抜き価格)です。今現在予約でお届けできるのは新年の1月の末頃です。
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 タモ材を使い、三条仏壇の職人さんが漆を塗りました鰹節削り器【越後の職人シリーズ】コーナーが完成しました。ご覧頂けましたら幸いです。
http://www.shayo.co.jp/katu/syokunin.htm


 今現在日本にあるプロが使う本職用卵焼き器を大まかに分類しますと関東型(真四角)関西型(長方形)名古屋型(長方形を横にした)物の3種類です。名古屋型は鰻巻き卵を焼く為と思われますが、関東型、関西型の違いは焼き方にあるようです。辻嘉一の懐石傳書焼き物には関東風は出汁を少なく、調味に砂糖や味醂を使い、あまり焦げ目のつくことにこだわらず、むしろ焦げ目の味を喜び、卵鍋の向こうから手前にたたむように巻く。
関西風は出汁を多く入れて、淡口醤油だけで調味をし、焦げ目を付けないで巻き目が目立たないでふんわりとした味わいを喜び、手前から向こうへ巻き進む。とあります。
皆様、どう思われますか?
http://www.shayo.co.jp/malboxs/tea/omelet.htm
 板圧1.5mm 関東型卵焼き器 150mm×150mm
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 板圧1.8mm(極圧) 関西型卵焼き器 122.5mm×180mm
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翠玉堂の関西型卵焼き器と関東型卵焼き器は金型を使い絞った物では無く昔ながらの手法で作っております。従いまして鍋全体の板圧は一定に出来上がります。


 たも材に拭き漆仕上げをしました。
 漆の職人さんは伝統工芸指定”三条仏壇”の三代続く二代目、塗師屋暦50年の職人さんです。使いました鉋は小片秀司の匠乃家宝”洋玉鋼と新生地”を鍛錬しました物。全国の大工さんご存知、、、説明は省略。。。。箱は家具屋暦50年二代目の製作です。
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http://www2.ginzado.ne.jp/shayo/katuo/hide.htm


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